どうも。独り言英語のブログを運営しているコンカズ (@konkazuk) と申します。
ジェームズ・クリアーさんによって書かれた “Atomic Habits” は、僕がオーディブルをはじめて利用した際に選んだ本で、今回でこれを聴き返すのは、5回目となります。
正直これだけのボリュームの本 ( 聴くだけでも5時間35分) は、他にも読みたい本が常にたくさんあるので、ペーパーバックだったら絶対に読み返そうとは思わないのですが、オーディオブックという存在のおかげで、これが可能になってしまっています。
というわけで、僕はまず、皆さんにオーディブルの利用を声を大にしてオススメしたい。
通勤時間などのスキマ時間を使うだけで、あなたが1年間で読める本の量が恐ろしく変わります。
後になって、たくさんの周りの人たちが利用しているのを知り、「なぜ自分はもっと早くにコレを始めなかったんだ!」と後悔しないためにも、とりあえずは下のリンクからオーディブルの無料体験を試してみてください。👇
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というわけで話をもとに戻しまして、タイトルの “Atomic Habits” は、 「Atomic = 原子の」 ってことで、その名の通り
「原子レヴェルの非常に小さな行動を習慣にして積み重ねていく」
ことで、自分の人生に変化を与えることができる、という意味になります。
そんでもって、あまり良いイメージではありませんが、”Atomic bomb” の言葉からも連想できるように、原子力の爆発的なエネルギーのインパクトもあるので、なんとも良くできたタイトルです。
僕は、一度読んだ本を読み(聴き)返すことなんて滅多にありませんが、いろんな情報が入ってきて感覚がマヒしてきた時なんかに「自分のやっていることがちゃんと正しいレールに乗っかっているか?」ってな感じで、再度確認のためにこの本を聴き返しています。
何かを習慣化させるためのノウハウが、宝の山のように詰まっている本なのですが、今回は僕が個人的に気に入った部分を、3つほど挙げておきます。
氷は32℃で溶け始める。
たくさんの人が目標に向かってがんばっている途中で挫折してしまう理由の一つに、
「努力しているけどその成果が自分には見えない」
ってのがあるのではないでしょうか?
コツコツやっているけど、本当に前に進んでいるのか分からなければ、やっぱり不安になりますよね。
ここで著者は、この本の中で…
アイスを外に出して、25℃、28℃、30℃と温度が変わっても氷に変化は見られない。32℃に到達してはじめて氷は溶けはじめる。
という話を挙げています。
目標に向かって、何かをメチャメチャがんばって続けてきているのに、30℃、31℃のところまできて、あきらめてしまうなんてもったいないって話ですが、31℃のところまで到達するまでに、相当な努力を積んできたはずなので、そこまで自分のしてきたことの結果が目に見えないってのも、やっぱりキツイですよね。
そしてさらに、何かが成し遂げられる際に私たちの目に映るのは、大抵の場合、変化が表に出てきたところのみなので、つい短期間で物事が達成されたと錯覚してしまいがちです。
というわけで私たちは、すぐに結果が出ることを期待してしまうがために、せっかく目標に向かってちゃんと進んでいるのに、途中であきらめてしまい、新たに次のことに手を出すという行動をとってしまうわけです。
僕も、ある程度自分が満足できる英語のスピーキングのレヴェルに達するまでに、正直なところ、かなりの時間を要しました。
その過程で、少ししか勉強しなかった時期もあれば、メチャメチャ頑張った時期もアリ、という感じで山あり谷ありでしたが、結局は「続けた」ということが、今の成果に繋がっていると思います。
「継続は力なり」という言葉をよく聞きますが、成果がでる前に、勝手に自分はダメだと決めつけてしまわず、長い目で先を見ながら、成功するまで継続していくことが大事だということですね。
習慣化しようと試みていることが、当たり前の環境に自分を置く
コレはかなり大事なことですね。
本の中で著者は…
「集団の中にいると、例え自分は周りとは異なる意見を持っていても、口論して自分の主張を勝ちとるよりも、人は周りと上手くやっていくことを選んでしまう傾向にある。」
と述べていますが、これはまさにその通りで、自分にもかなり心当たりがあります。w
逆に言えば、自分だけ目標に向かってがんばっていても、まわりがそいういう環境でないと、何かを続けていくことは、いずれ難しくなってくるということですよね。。(初めはやる気マンマンの勢いではじめても…)
同じような目標をもっている人たちの中に自分を置いたほうが、当然ものごとを継続するのは、楽になります。
ツイッターの英語垢の人達が良い例ですよね。
僕は特にTOEICの試験に向けて英語の勉強しているわけではないですが、朝早くから起きてTOEICの勉強をされているみなさんのツイートを見ながら刺激をもらうことで、自身の英語学習の習慣化が現実のものとなっています。
皆さんこれを「朝活」と称してツイートに「今日の積み上げ」と題して1日のノルマを挙げ、1日の終わりには、何が達成された/されなかったかを発表しています。
これには正直、「うぁっ、自分ものんびりしてられへん!」って感じで、かなりプレッシャーを受けます。
このように、自分と同じ目標に向かって、頑張っているということが「普通」になってしまっているところに自分を置くというのは、自分もただいま身をもって体験中です。
計画よりも実践に時間を費やす。
これは第11章の中で言われていたことの一部分となりますが、これを勝手に要約させてもらうと…
情報を集めたり、知識を深めたりしながら目標に向かって準備をすることは大切なことですが、ここに時間をかけ過ぎてしまい、実際のところは目標に向かってあまり進んでいない、なんてことになってませんか?
ってことが述べられています。
この状態にハマったことある人、結構いるのではないのでしょうか?
ちなみにコレ白状しますと、自分もたまにやらかしてます。
準備に時間をかけ過ぎて、実際のところは何も前に進んでいないという…(笑)
確かに、ノウハウを手に入れたり、準備したりするのに時間をかけると安心するので満足感が得られます。
でも作者はこれを「やるべきことを先送りしているのと同じ。」と述べていて、実際に考えてみると全くその通りなので、かなりイタイ習慣です。
個人的な経験を話すと、自分のブログサイトのデザインばかりいじってて、記事を書くことが進んでいない。勉強かなんかで、後で見返すときのためにノートにきれいな字でまとめているけど、その間は内容はまるっきり頭の中に入っていない、なんてのがありましたかね。
著者は、この「計画」と「実行」のことを “motion” と “action” の2つの言葉で説明しています。
興味のある方は、彼のこの記事を読んでみてください。
実際に行動しないと、当たり前のことですが先には進まないですし、行動していく中で失敗をして、そこではじめて学ぶことができるので、失敗を恐れたり、カッコばかり気にして準備に時間をかけすぎるのは、著者の言う通り「やるべきことを先送りしている」のと同じこととなりますね。
最後に…
と言うわけで、僕が個人的に気になった部分を3つ挙げましたが、これは内容のほんの一部分で、実際の内容、はグサグサ心に刺さるメッセージが盛り沢山です。
そして実際にあなたが目標に近づけるために「行動を習慣化する」ための方法が、かなり具体的に書かれています。
あなたが、何かで成功を成し遂げたいのであれば、日々の努力の「習慣化」は必須なので、この本はまさに ”must-read” です。
さらに個人的な意見を言わせてもらうと、この本は、ステファン・コーヴィーさんによって書かれた有名な本「7つの習慣」なんかよりも、わかりやすくて実践的です。
と言うわけで、洋書初心者の中には、このボリュームを紙の本で読むのはちょっときびしい、と感じる方もいると思うので、下のリンクからオーディブルの会員になって、オーディオブックで聴いてみることをオススメします。👇
ついでに自分は洋書は読み慣れているから大丈夫だ。時間もあるし、必ず読み終われるって人、またはオーディブルで聴く内容を文字でも確認したいという方はこちらのペーパーバック。👇
僕は英語のスピーキング上達のためのブログを書いているので、こうやって洋書を勧めていますが、日本語で理解してみたい方はこちら。
「複利で伸びる1つの習慣」のタイトルで出版されています。👇
この本は、何かの目標に向かってがんばっている人は、遅かれ早かれいずれ読むことになると思うので、早いうちに読んでおくことをオススメします。
それではまた。
コンカズ
*この記事の英語ヴァージョンはこちらから
👉 The best self-help book that is read and talked about by many people!【Atomic Habits】