最速で英語のスピーキング力を身につけるには「独り言英会話」をやるのが一番だ!と鼻息荒々で推奨しているコンカズ (@konkazuk) と申します 。
突然ですが…
英会話をするのにリスニングは必要不可欠なスキルではありますが、僕はリスニングの学習を日々の限られた勉強時間に割り当てることをオススメしません。
結論から言えば、日々の英語学習に当てることができる限られた時間を考慮に入れると、リスニングはスキマ時間を使って鍛える方がコスパがよくなります。
なぜリスニング教材はいらないのか?
まずはじめに、英語に限らず語学の習得には、
文法、発音、単語の記憶、スピーキング、文章の読解、リスニング
などなど、鍛えなくてはならないエリアが山ほどあり、学習時間の配分も大変です。
しかも、
「ある程度の語彙力がないとスピーキングは難しい」
「発音はリスニングから学ぶ」
「たくさん読むことはボキャブラリーの構築につながる」
「スピーキングは発音が大事」
といった感じで、全てのエリアは、お互いが密接に関わり合っているため、どの分野もおろそかにすることができません。
それは分かっています。
それは分かっていますが、そのことを百も承知で僕は
リスニングをスキマ時間に当てる
ことを推奨します。
「聴く」には、それなりの努力が必要とされることは理解していますが、どちらかといえば
「すでに流れているもの」をつかむ努力です。
一方で、話すというスキルは完全たる能動です。
自分から発しない限り何も起こりません。
読解も文法も、書物や参考書という頼るものが存在しますが「スピーキング」は、あなたの中にあるものを、選んで、組み立てて、口を動かして、声に出す、という全て自分の意思で絞り出すという大変な労力が必要とされます。
それゆえ、話せるようになるためには、日々の学習時間が一番ここに費やされなくてはいけません。
先ほど、「リスニングにはスキマ時間を利用する」と述べた理由もここにあります。
それは皆さんに、
まとまって学習に使える時間を、極力スピーキングの練習に当てて欲しい
からです。
とは言え、何かを優先するのであればその分スペースが減るため、ほかの何かを削る、または他の場所に移してやらなくてはなりません。それは何か?
受動的な要素を含む「リスニング」。
これ以上のベストな選択はありません。
このような理由で、まとまった学習時間を確保することのできる貴重な家での時間を、リスニングの教材を購入し、そこに費やしてしまうのは時間がもったいなすぎます。
ただし、発音改善が目的ためのリスニングは別ですが。念のため…
以上のような理由で、リスニングを鍛えるのは移動などのスキマ時間に振り分けてしまうのが、最も効果的であると断言できます。
リスニングをスキマ時間に当てるメリット
さて、リスニングをスキマ時間に割り当てるのは、別にリスニングスキルの習得を他の分野と比べて甘く見ているからではありません。
リスニングをスキマ時間に当てはめるのには、それなりのメリットがあるからです。
習慣として取り入れることで「聴く」が「聞こえる」に
リスニングのスキル上達に一番大切なのは、とにかく英語を「聞き慣れる」ことです。
そんなことは言われなくても分かっている!
と思われるかもしれませんが、かといって、そのためにキチンとした対策をとっている英語学習者は実際のところどれくらいいるのでしょうか?
「何曜日と何曜日に教材を使ってリスニングの時間を確保している」
「英語のニュース・映画を週に何日か見ている」
「洋楽を聴いている」
など、人によってやり方があるかとは思いますが、正直このようなやり方だと「英語を聞く」と言う行為を、まだ何か「特別な何かをしている」という感覚で捉えていることになってしまいます。
しかも、ニュースや映画などは視覚的な助けがあるので、言葉を理解できていなくても、状況を把握することができてしまいます。
さらに洋楽のリスニングに関しては、やはり音楽として聞くことがメインになってしまうので、通常、人が話す言葉の流れとは異なるものになってきてしまいます。
「聞き慣れる」というのに必要なことは、
「それが毎日普通に起こっている状態」
を作ってしまうことです。
それゆえ、単発で毎回行うよりも、日々の生活の一部として取り入れてしまうのがベストだと言えます。
海外に住んでいる僕は、もちろん単発的な会話の一部として「英語を聴く」という状況は日常に存在するため、時間と共に慣れることができましたが、誰かの「スピーチ」を聞くとなると、追いつけなくなることがほとんどでした。
しかしながら、オーディオブックの利用を日常に取り入れてから
「聴く」という行為が「耳に入ってくる」という感覚
に次第に変わってきて、スピーチ的なものを聞くのも苦ではなくなってしまいました。
僕は仕事の行き帰りを自転車で行っているため、この通勤時間を「スキマ時間」としてリスニングに当てていますが、忙しい毎日の中でも料理をするとき、またはほかに単純作業をする際など、
手足は忙しくても「耳」だけは空いている時間
が存在するはずです。
そして、
体を動かしている間は、脳もしっかり起きているため、リスニングをするにはもってこいです。
仕事で疲れて帰ってきて、わざわざ時間を割いて、半分眠りながら聴くよりも数倍効果的なはずです。
スキマ時間にリスニングをすることを習慣にしてしまえば、先ほども述べたように、そのうち「聴く」が「耳に入ってくる」に変わってきます。
リスニング力を向上させるには、単発で聞くよりも耳を英語付けにして、まず英語のリズムをつかんでしまいましょう。
「洋書で読書」も同時にできてしまう
英語学習をしている皆さんの中には「洋書を読む」ことを目標にしている人もいると思いますが、これも同時に達成させることができます。
気合いを入れて洋書を購入したはいいけど、わからない単語の量が多すぎて、ページがなかなか進まず途中で挫折してしまった、というパターンの人も結構いるのではないでしょうか?
努力と根性で長時間かけて一冊の本を読み切るのもアリかもしれませんが、時間というものは有限です。
一冊の本に数ヶ月もかけて頑張っている間に、オーディオブックなら毎日の習慣に取り入れたら同じ本を何周もできてしまいます。
ボキャブラリーの記憶というのは、「その単語に何回出くわしたか?」がカギとなってくるので、この点でもオーディオブックの「聞き流し」は有効です。
もしも内容理解が不安であるのなら、同じタイトルのペーパーバックの本を入手すれば内容を確認できますし、新しい単語に関しては音から入るので、文字から入るのと比べて発音に迷いません。
そしてさらには、毎日「聞き流す」という作業を繰り返していくうちに、今までの勉強のやり方で
「分からない単語にぶつかると、気になって前に進めない」
という固執的な癖を作り上げてしまった人は、そこから解放されることが望めます。
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さて、リスニングとは言っても、オーディオブックは所詮、紙の本と内容が全く同じであるため、ボキャブラリーの少ない方は、内容を自分に理解できるか不安だという方も数多くいらっしゃると思います。
が、心配はいりません。
僕はAmazonのオーディブルを利用していますが、何しろ取り揃えている本の量がハンパじゃありません。
小さなお子様レヴェルの本から、ハリーポッターのような比較的やさしい本、そして政治・経済、サイエンスや人類学などのミリオンセラー、上から下までぎっしり揃っています。
必ず自分のレヴェルにあった本が見つかります!
とはいえ、ここまで文章を読んでも、まだまだ不安な方もいると思います。
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自分には合ってないなと思ったら、ただ期間内に解約するでけなんで、これを試さない手はありません。
僕もはじめは不安だったので無料体験から始めたのですが、毎日利用するにつれて、
「うわっ、なんでもっと早く始めへんかったのやろ?」
ってことになり、最終的には自己投資のために継続することを選び、今に至っています。
ちなみに僕は仕事場までチャリで往復1時間ちょいぐらいかかるのですが、長さが5時間越えのオーディオブックも約1週間で聴き終わることができました。
これだったら、同じ本を1ヶ月に4周することができますので、わからなかった単語にもう1度めぐり合うチャンスは山ほどあります。
そして、気になる英語表現も2回目、3回目と聞き流していく間に、
たとえ日本語でその表現の意味はわからないとしても、英語のフレーズとして頭に残ります。
頭に英語フレーズで残っているのなら、後は調べるだけですよね。
頭から消えないうちに調べてしてしまいましょう。
読書するという面から考えても、時間をかけて精読する本は精読する本としてフィジカルなものを一冊キープしつつ、とりあえず内容を知りたい自分のためになりそうな本を、いろいろとオーディブルを利用して耳に流していく、というのもアリやと思います。
ちなみに洋書初心者に向けた記事も書いていますので、興味のある方はこちらからどうぞ。
👉 洋書初心者がやるべき効率のよい読み方。薄い本は読む、厚い本は聴く!!!
というわけで、今回はリスニングはスキマ時間を使って鍛える方が、全体的にコスパ良く英語学習ができるということをお伝えしました。
それではまた。
コンカズ