イディオム・熟語などなど

【die hard】の意味とその使い方

どうも、コンカズ (@konkazuk) です。

die hard” という表現を見ていきます。


“die hard” と聞くと、おそらくある世代の人たちの頭に真っ先に浮かぶのは、1980年代後半の映画のタイトルかもしれませんが、このイディオムの意味を理解したら「あぁ、なるほど!」となると思います。



この表現の由来は、かなり古いです。

1815年に、イギリスが率いる連合軍とプロセイン軍とで、当時ヨーロッパでブイブイ言わせていたナポレオン軍を敗北させた “Battle of Waterloo” (ワーテルローの戦い) ってのがありました。


この戦いで57連隊を引っ張っていたリーダーが、自分は負傷しながらも “Die hard, 57th, die hard!“「死ぬまで戦え、第57連隊よ、しぶとく抵抗するのじゃ〜!」と部隊の兵士たちに呼びかけました。



ここから「容易に屈しない」「しぶとく抵抗する」という意味が生まれ、”Die hard” は、

習慣や信念、考え方などがなかなか消えない、しつこく残り続ける


という意味で使われています。



下に例文をいくつか用意したので、ニュアンスをつかみながら声に出して読んでいってください。

* Example sentences


The tradition of sending handwritten letters has died hard in this digital age.
「手書きの手紙を送るという習慣は、このデジタルの時代でもいまだに続いている。」


Such preconceptions die hard, even as times change.
「そのような先入観は、時代が変わってもなかなか消えない。」


Die-hard fans have been lining up overnight to get tickets for the concert.
「熱狂的なファンたちは、コンサートのチケットを手に入れるために、前日から徹夜で列をつくっている。」


No matter how hard parents try to instill a sense of responsibility in their children, childhood habits die hard.
「親がどれだけ頑張って子供に責任感を教え込もうとしても、子供時代の習慣はなかなか消えない。」


Old habits die hard, and it took him years to quit smoking.
「古い習慣はなかなか消えず、彼がタバコをやめるのには数年かかった。」




と言うわけで以上となります。

今回は、 しつこく残るものや変わらないものを表現する際に使われるイディオム、”die hard” を見ていきました。


それではまた。

コンカズ

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